博多の地で下着を製造販売し続けて25年。ある日、ハンデを背負う一人の女性との出会いをきっかけに「体が不自由でも一人で着れる下着」「幸せになる下着」を作ろう!と思い立ちました。女性としての喜びを忘れない、その思いを下着に託しつつ我が人生も彩りたい、そんな日々を綴ります。

2008年07月25日

小さなしあわせ 大きなしあわせ

私がハートケアらんじぇりーの創る下着と そのお客さまのことを
   このブログの中で お話しすることはほとんどありません。

私たちは どなたにも着けやすく気持ちのいい下着づくりをと いつも心がけていますが
お客さまには 障害が起こった方や 乳がんの手術を受けた方などが多く

そのお1人お1人にはそれぞれに事情があり 想いがあったうえで
  この私を信用して お身の傷も見せてくださるのです。

多くは定番のブラで対応できるのですが
中には骨の形や 傷の場所などに合わせて 
  定番に手を加え その方のオリジナルを創る場合が少なくありません。

そんなときは 普通は小さな私の部屋に来ていただいて 直接打ち合わせをしますが
遠い地域のお客さまの場合 オリジナル化するにはコミニュケーションが特に大切です。

       小さなしあわせ 大きなしあわせ
                           これは定番です


じつは先日とっても嬉しいメールが届いたのです。

遠くから ハートケアらんじぇりー をみつけてのお客さまですが
定番のブラに 少しだけ手を加える必要がありました。
細かいところまで何度かやりとりをして

  なぜか (この方なら。。。) と思って
  「あなたの胸の絵を描いてファックスしてくれませんか?」 と伝えました。
  どの方にも こんなことを申し上げる訳ではありません。

すぐに 大きくはっきりと描かれた図がファックスされてきました。

スタッフと5ミリ単位でレースの付け位置を話し合い この方のオリジナルを創りました。


傷は隠れるだろうか? 胸はぴったりはまるだろうか?
  ドキドキしながら商品をお送りしました。
遠くのお客さまのときは いつもそんな気持ちになるのですが。。。。。
今回は あの絵を描かせてしまった私の想いがありました。


お手元に届くや否や すぐに 弾むようなメールが届いたのです。
    (喜んでくれている!)
  そして 「今日は胸が開いた服を着てみた。。。」 と嬉しそうな内容です。


  「ありがとう!」 は こちらの言うこと。

こんな小さなしあわせが 私の大きなしあわせです。






Posted by 石津純江 at 14:06│Comments(0)
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