博多の地で下着を製造販売し続けて25年。ある日、ハンデを背負う一人の女性との出会いをきっかけに「体が不自由でも一人で着れる下着」「幸せになる下着」を作ろう!と思い立ちました。女性としての喜びを忘れない、その思いを下着に託しつつ我が人生も彩りたい、そんな日々を綴ります。

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2008年05月20日

私があなたを愛していたことを忘れないで

中国四川省での大地震は
私たち日本人にとっても 決して他人事ではない 心が痛む大惨事ですよね。

自分達だけではどうにもならない
そんなときの救助隊やボランティアは 
   まるで神さまのお使いのように感じられることでしょう。

  足が不自由な高齢の母でさえ
   「出来ることなら私だって助けに行ってあげたいわ。。。」などど
  毎日伝わってくるニュースの画面を見つめては 目頭を熱くしています。


でも 多くの人がそう思っても 現場では
衛生、危険 そのほか 多くのややこしい問題を予想すると
   なかなか簡単に受け入れられないことも あろうかと思います。

そうこうしている間にも 大切な命は その助けを待っているのですが。。。。。



ニュースの中で ある記事が目に飛び込んできました。

     倒壊した建物から 若い母親が発見されました。
       生まれて間もない赤ん坊を毛布にくるみ 無傷で守り抜いたのです。

     絶望の中 もう片方の手で必死に携帯電話を掴み
       メッセージを残して 彼女は息耐えておりました。
   

     「赤ちゃん、もし生き伸びてくれているのなら、
               私があなたを愛していたことを絶対忘れないで…」




今日もテレビでは 何万人という犠牲者の数を 数字で伝えます。

報道は何を伝えようとしているのか 
    そして 私たちにも 何か出来ることがあるのではないか。。。。。。。。


  


Posted by 石津純江 at 14:28Comments(0)

2008年05月15日

もみじの種?

私がときどき 隠れ家にしている 小さなコーヒー店があります。

ビルが建ち並ぶ 硬い街角
  古くから残る細い路地を ちょっと曲がったところにひっそりと。

これまた古い木造のモルタルの家を改造した その店は
     こじんまりとしていて 
       遠慮がちに静かなクラシック音楽が流れ、 

       若いイケメンのオーナーは
          余計な会話を持ちかけない 大人の空間を上手に演出します。


今日は 軽いコーヒーを注文して しばらく時を過ごしたあと

  窓の外にふと目をやると

まるで絵画の額縁のようにつくられたその窓から
  やわらかな緑の葉の合間に チラチラ紅いものが見えます。

    どうやら もみじの種のようです。


とても可愛くて 花のように見えますが 
    ほんとうのところは種らしい。

  竹とんぼみたいな形をした この紅い種は

     風が吹くと 
       まるで花びらのように美しく

     ヒラヒラと 
       遠くの新しい場所へ
         飛んでいくのでありましょう。


無機質な 灰色のビル街で 

  ふと こころ癒された瞬間です。


  


Posted by 石津純江 at 17:19Comments(1)

2008年05月12日

さくらんぼ

「母の日」を 

母と過ごそうと 
姉妹が久しぶりにそろいました。

 持ち寄りの美味しいものを並べては
   これが旨いとか 
   こちらは味がちょっと濃かったなあ とか
   わいわいがやがやと 
         かしましくやっておりました。

と そこへ 友人から電話です。

  「お宅の前に来たから 
          ちょっと出ておいで。。。」

走り出てみますと 
  相変わらずの仲良きご夫婦はドライブ帰り。

助手席から満面の笑みをたたえて 
  ゆっくりと降りてきたその美人妻の手には
     深い緑の葉っぱの陰から
       何やら真っ赤な可愛いらしい実。

  これこそ さくらんぼ  
           真っ赤なさくらんぼでありました。



  「 実家の庭に生ったのよ 兄が育ててね
             高いところの実なの 小さいけど甘いのよ 」


野生のさくらんぼを見るのはこれが初めて!

両手から こぼれてしまいそうなたくさんのその実は
             間引きなどされてないから たわわに実って 自然がそのままです。

口いっぱいに 5月 が広がり 何とも甘くて じつにジューシーです。


         この日 母のためにそろった 姉妹は
               「私たちも母よ  み~んな母。。。?」 などと妙に盛り上がりながら



         今日 何より一番の贈りも を 
               ひとつぶひとつぶ含んでは
                     昔あった素朴な自然に 思いを馳せておりました。

  


Posted by 石津純江 at 18:05Comments(2)

2008年05月10日

マンマの会

今日小雨の中 福岡県久留米市にある久留米大学筑水会館で 
      100人ほどの 乳がんの患者さんの集まりがありました。

  「 マンマの会 」といいます。 
         http://yanagakyouritsu.com/manma%20profeel.html

マンマの会は、乳がんで手術をされた方々およびそのご家族の為の会で
      今年で16回目を迎えるのだそうです。
                
  <乳がん体験者が互いに親睦を深め、
    また情報および知識を得る場として、
    より健康的な生活を送れるように支援することを目的としている>  
                  とあります。


いつも ピンクリボン 
の活動に参加していることもあり  声をかけていただいたので
     私達のハートケアランジェリーをいろいろ見ていただくため 参加しました。

会場は 患者さん同士お互いに顔見知りも多く 和やかです。



参考になる医学のお話や お薬のことなど伺ったあと
1人の若い看護師さんの体験談が述べられました。

病院で働きながら夜間の学校で学び 正看護師の資格をとったのだそうです。

彼女は少ない経験の中で
    何度となく医療の限界にぶつかり 悩んできたようですが  

そして得たことは 
 たとえ難しい病気の患者さんであっても じっとお話を聞いてあげることの大切さと
 何も出来ないようでも ただそばに居てあげることの大きな意味。


若い看護師の彼女が 自分の使命は こころのケアであると気づき、
   患者さんや それを支える家族の心の奥の深さを 
     真摯に受け止め 理解しようと努力していること
に感動しました。




 きっと

 何度も失敗を繰り返しては 
          反省をし、
 小さな胸を痛めながら
   ひとつずつ 
 学んできたのだろうと

     思わず胸が熱くなってしまいました。 
  


Posted by 石津純江 at 19:52Comments(1)