博多の地で下着を製造販売し続けて25年。ある日、ハンデを背負う一人の女性との出会いをきっかけに「体が不自由でも一人で着れる下着」「幸せになる下着」を作ろう!と思い立ちました。女性としての喜びを忘れない、その思いを下着に託しつつ我が人生も彩りたい、そんな日々を綴ります。

2012年04月04日

桜に寄せて

春の嵐が去って 一転 
   今日は穏やかな 澄みきったお花見日和です。
お日さまがいっぱい注いだ 薄いピンクのソメイヨシノは満開で
   ひととき 平和の有難さを感じます。

昔むかしの若いころ 住宅街を散歩していたら
   どこからか甘い香りが漂い つられて辿った一軒のお宅。
   庭の垣根から真っ白いくちなしの花が数本 
      香りの主でございました。
    
   奥さまらしい女性が 手入れをしています。

           「あの 一枝頂けませんか?」

           若かったし あつかましかった!

   その人は にっこりと優しい微笑を添えて 一本のくちなしをくれました。

コップに挿したこの一枝の 豊かな香りが
    勉学とアルバイトにいっぱいいっぱいの 殺風景な小さな部屋を
    ゴージャスなスイートルームにしてくれたこと 
         今でも時々思い出すのです。



ご近所の櫛田神社境内では 
    多くの花々が 毎年その季節を伝えてくれます。
その中の一本の木に 短冊が吊り下げられているのに気付きました。

 
       「 花どろぼうも 泥棒です 」



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Posted by 石津純江 at 12:55│Comments(0)
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