博多の地で下着を製造販売し続けて25年。ある日、ハンデを背負う一人の女性との出会いをきっかけに「体が不自由でも一人で着れる下着」「幸せになる下着」を作ろう!と思い立ちました。女性としての喜びを忘れない、その思いを下着に託しつつ我が人生も彩りたい、そんな日々を綴ります。

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2008年07月29日

”HANA” といいます

   母が 「気持ちいい!」 といったから 商品がうまれました。

      前回のブログにあったブラの写真の ショーツのことです。

         なまえは HANA
      

ハートケアランジェリーのブラを作るときに 残りの生地で作ったのがきっかけでした。 
          1枚1枚が 主婦たちの手創りです。

のび~るモダール天竺だから 高齢の母も らくに履けて 
    そしてぴったりするといって 何度も洗っては また履くのです。

私達が らくらくなら 誰にもらくらく
これなら 不自由な片手でも自分で履ける。。。 お役にも立つかもしれない。。。

新しい素材に替わって 
じつはまだHPにもあげてないんですけど 頂いていた問い合わせにお答えしておきます。


 
 















カラーは3色 オフホワイト
         ベビーピンク
         ライトグレー
                M・2940円
                L・3150円

           M・L以外のサイズのご希望はお寄せください。




  


Posted by 石津純江 at 13:57Comments(0)

2008年07月25日

小さなしあわせ 大きなしあわせ

私がハートケアらんじぇりーの創る下着と そのお客さまのことを
   このブログの中で お話しすることはほとんどありません。

私たちは どなたにも着けやすく気持ちのいい下着づくりをと いつも心がけていますが
お客さまには 障害が起こった方や 乳がんの手術を受けた方などが多く

そのお1人お1人にはそれぞれに事情があり 想いがあったうえで
  この私を信用して お身の傷も見せてくださるのです。

多くは定番のブラで対応できるのですが
中には骨の形や 傷の場所などに合わせて 
  定番に手を加え その方のオリジナルを創る場合が少なくありません。

そんなときは 普通は小さな私の部屋に来ていただいて 直接打ち合わせをしますが
遠い地域のお客さまの場合 オリジナル化するにはコミニュケーションが特に大切です。

       
                           これは定番です


じつは先日とっても嬉しいメールが届いたのです。

遠くから ハートケアらんじぇりー をみつけてのお客さまですが
定番のブラに 少しだけ手を加える必要がありました。
細かいところまで何度かやりとりをして

  なぜか (この方なら。。。) と思って
  「あなたの胸の絵を描いてファックスしてくれませんか?」 と伝えました。
  どの方にも こんなことを申し上げる訳ではありません。

すぐに 大きくはっきりと描かれた図がファックスされてきました。

スタッフと5ミリ単位でレースの付け位置を話し合い この方のオリジナルを創りました。


傷は隠れるだろうか? 胸はぴったりはまるだろうか?
  ドキドキしながら商品をお送りしました。
遠くのお客さまのときは いつもそんな気持ちになるのですが。。。。。
今回は あの絵を描かせてしまった私の想いがありました。


お手元に届くや否や すぐに 弾むようなメールが届いたのです。
    (喜んでくれている!)
  そして 「今日は胸が開いた服を着てみた。。。」 と嬉しそうな内容です。


  「ありがとう!」 は こちらの言うこと。

こんな小さなしあわせが 私の大きなしあわせです。



  


Posted by 石津純江 at 14:06Comments(0)

2008年07月08日

あしながおじさん

face02  「あなたが もっと勉強したいという その気持ちを応援しましょう!」  face02

そういって 毎月1万円を2年間 送る約束をしたというおじさまの話を耳にしました。
   これが 単純に美談であるというつもりはありません。

その昔自分も 昼夜働きながら 勉学に心を傾けた時期があったこと 思い出しました。
   あのころは若くて 今となっては懐かしく
   また 貧しい学生は私の周りにも多くあったのです。

     故郷を遠く離れて 毎日手の中のコインを数えながら。。。
     若い頃は <出来ない>と思うと かえってやる気が集中するもので
     そんな環境の中でも 自分なりの充実感に浸れたような気がします。

大都会の 縁もゆかりもない 周りの大人たちは
  田舎から出てきたこの私に いろいろと手を差し伸べてくれました。

或るときなど 高級ホテルの最上階のレストランに 私は招かれて
  「気おくれするな 堂々と 胸をはってね」と 
    どのような場所に出ても 恥ずかしくないように 
    マナーなど 教えてくれた人もありました。

  <大人>とは どういう人のことをいうのでしょうか?


男性のなかに 若い頃 粋なママさんから
  「出世するまでお代は貰えない!」 といわれたと 聞くことがあります。

そういった方々が 
  いま まるで故郷に帰るように その店に通われるのを時々目にいたします。


大人が誰かにやさしく出来たら それが自分の子供に戻ってきて
  今度は子供が そして孫が 誰かにお世話になるのでしょう。


昔は よその子に 心を配ってくれる大人が居たなあ。。。
   それを受けた若者は 決してその恩を忘れないものなんだけど。。。

icon64  先日のあしながおじさんのことを聞いて ふとそんなこと思った老婆心でした。  icon64




  


Posted by 石津純江 at 12:07Comments(1)