博多の地で下着を製造販売し続けて25年。ある日、ハンデを背負う一人の女性との出会いをきっかけに「体が不自由でも一人で着れる下着」「幸せになる下着」を作ろう!と思い立ちました。女性としての喜びを忘れない、その思いを下着に託しつつ我が人生も彩りたい、そんな日々を綴ります。

2007年03月05日

病室におじゃましました

病室におじゃましました乳がんの手術を受けて
退院間近の患者さんからお電話がありました

自宅で待っているワンちゃんが しばらく振りの再会に
   嬉しくてうれしくて きっと自分に飛びついてくるだろうと
   そのときの 胸のあたりが怖くてたまらない 
そういって お電話でのご相談です

嬉しいのはきっとご自分の方なのでしょうが
   とても複雑な心境が伝わってきます


これまで 退院してすぐにブラを求めにいらした方は ありましたが
「退院するときに着けていたい」 というかたは初めてです

病院のことですから これまで 勝手に病室に入るということをしていません

でもこの場合 患者さんのお気持ちを察すると
  何かしないではいられませんでした

大きなショックをひとつひとつ乗り越えてきて いま
  ようやく 新しい気持ちで社会へ戻ろうとするとき
これまでは何でもなかったさまざまのことが
どれもこれも不安でいっぱいになって ドキドキしているんじゃないかと
  私は勝手に受け止めてしまいました

ワンちゃんが興奮して 自分にとびかかってくる 
  ブラがあったら その部分をカバーできたら 自分も嬉しい 
と そう思われたんでしょう

先生に了承をもらい 受付に報告してから 病室に入りました

待っていたその方は 魅力的なお人柄の美しい女性で
「宣告されたときは あまりにも重い荷物だったけど
   手術を済ませた途端 スーッと無くなってしまった」 と
最近の医療の発達と スタッフの素晴らしさを
   瞳を輝かせながら語ります

ピンク系のソフトなブラを選ばれたので
持参したスポンジのパットの中に ティッシュか ガーゼなど 
クルクルッとまるめて埋めたら?と お話しました

帰る間際 冷蔵庫から 「これしかなくて。。」と おもてなし下さった
缶コーヒーが とても甘かったこと 忘れられません

きっと今日から 新しい明日がスタートしていることでしょう


Posted by 石津純江 at 17:54│Comments(0)
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