博多の地で下着を製造販売し続けて25年。ある日、ハンデを背負う一人の女性との出会いをきっかけに「体が不自由でも一人で着れる下着」「幸せになる下着」を作ろう!と思い立ちました。女性としての喜びを忘れない、その思いを下着に託しつつ我が人生も彩りたい、そんな日々を綴ります。

2009年11月17日

100円のしあわせ

「コスモスがいっぱい咲いているよ」 
     
友人からの情報を得て 日曜日に見に行ってみたのです。

福岡の東の方 福岡インターの近くには
高速道路が勝手横暴な曲線を描く そのわずかな隙間に
変形を余儀なくされた田んぼが 尚もたくましく拡がっています。

教えてもらったように進むと その<コスモス畑>は 突然目の前に現れました。
その辺りの田んぼがみんなコスモスを植えているから
眼が届く範囲一帯に白から濃いピンクまで 濃淡のコスモスでいっぱいなのです。
     春を迎える前に 農家のみなさんから
        道行く私たちへプレゼントされたように感じました。

人々は畦道に車を駐めては三々五々
   感動しあったり お互いに写真を撮りあったりしています。


その畦道に 使い込んだ古~い木の樽が置いてあり 
新聞紙にくるんだコスモスが10本くらい立っているのに気が付きました。
  素朴な筆跡で「100円 樽の中に」 と書いてあります。

100円では申し訳ないほどのコスモスがいっぱいにギューと巻いてあります。

これは是非おすそ分けしなければと
        数束かかえてその足で 近くの友人に配りました。
季節のおすそ分けは お値段ではありません。  face11

その夜 我家はパッと華やかになりましたが  100円のしあわせ

皆も同じように感じたみたいで   
   
「薄ピンクのガラス製花瓶に
   カミさんが挿してくれた」

そういって 
  カメラの上手な友人が
  早速写真を送ってくれました。



わずか100円コスモス

私には あの 
<ゴッホのひまわり>よりも
素晴らしい芸術作品に思えます。





Posted by 石津純江 at 18:02│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。