博多の地で下着を製造販売し続けて25年。ある日、ハンデを背負う一人の女性との出会いをきっかけに「体が不自由でも一人で着れる下着」「幸せになる下着」を作ろう!と思い立ちました。女性としての喜びを忘れない、その思いを下着に託しつつ我が人生も彩りたい、そんな日々を綴ります。

2008年03月29日

あるスタッフの”やり甲斐”と”もう一つの口ぐせ”

桜の開花が告げられた日 
私はひとりの初老のスタッフを 打ち合わせの為訪ねたんです。

「私 邪魔になったらいつでも遠慮なく切ってくださいね。」 と
   事あるごとに そういいながら 丁寧な仕事をこなしてくれる大切なスタッフです。


この日は 「今朝からムカムカしてるんですよ。」 とコーヒーを注ぎながら始まります。

花の香りでいっぱいの庭越しに並ぶ 2軒のお隣さんが何やらモメ事になっていて
老婆心ながら ちょいと伺いに行ったとか。

内容は 片方のお宅が工事のために置いた資材が道路に ほんの少しハミ出た!
お隣さんは 車の出し入れに邪魔だと 警察に訴えるとの騒ぎらしい。

「いいじゃないですか ほんのちょっとの間ぐらい。。。
      お隣りどうしじゃありませんか!。。。」 と仲裁したのですが
聞く耳持たずで まとまらなかったというのです。

テレビのワイドショーなどでも たまにネタになるようなお話。

このスタッフにとっては 何と淋しい出来事か!

それで朝から ご機嫌ななめというわけです。


ひとが喜んでくれる声が聞こえるから この仕事にやり甲斐がある。
これまでの永い経験が 誰かの役に立つ
  そう感じられるから仕事が楽しい。

彼女は 工場内を動きながら 必要とされて生きる喜びを語ります。



そしてひととき手を休め 
  マシーンでたてられたコーヒーを 私たちは3杯も飲み干してしまいました。


「私 邪魔になったらいつでも遠慮なく切ってくださいね。」 

帰り際に また念を押すのです。


Posted by 石津純江 at 20:29│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。